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「CMS導入でいくら削減できる?」費用対効果を具体的に試算する手順 

「CMS導入でいくら削減できる?」費用対効果を具体的に試算する手順 

このコラムを書いた人

〇〇企画部 A.H

マニュアル制作の現場改善策として「CMS(CCMS:コンポーネント管理システム)」の導入を検討する際、避けて通れないのが「費用対効果」の検証です。

「システムが便利なのは分かるけど、上司を説得できるだけの『数字』がない…」
「導入して本当に効果が出るのか、やってみないと分からない…」

メリットは理解していても、自社に当てはめて「いくらコストダウンできるか」を数字で説明できないと、社内決裁を仰ぐのは難しいものです。
今回は、CMS導入検討に欠かせない「隠れたコスト」の可視化と、稟議書に書ける「費用対効果」の試算方法を解説します。

なぜ安くなる?「粘土」と「ブロック」

計算に入る前に、「なぜCMSにするとコストが下がるのか?」を整理しておきましょう。
従来のWordやDTPソフトによる制作は、いわば「粘土細工」です。
たった1行の変更でも、前後のページへの影響を確認・レイアウト調整しなければなりません。これが「見えないコスト」の正体です。

一方、CMSは「おもちゃのブロック」です。
文章や図を「部品(ブロック)」として管理し、必要なときに自動で組み立てます。変更が必要な「部品」だけを入れ替えれば済むため、全体の形を整え直す作業(コスト)が発生しません。この構造化の恩恵を、具体的な数字で出してみましょう。

▼あわせて読みたい
マニュアル制作の“あるある”課題と、解決の第一歩「CMSの基本」
(「粘土細工とブロック」の違いについて解説しています)

この「ブロック化(構造化)」の恩恵は、計算してみると驚くほどの金額になります。

試算を始める前に:計算に必要な「3つの数字」

「仕組みやメリットは分かった。でも、結局ウチの会社ではいくら浮くの?」

上司に決裁を仰ぐには、この問いに「具体的な数字」で答える必要があります。
そこで「あなたの会社に今、どれだけのムダが隠れているか」を可視化し、削減額を試算するために、まずは以下の数字をざっくりと把握しておきましょう。

  • A:年間の翻訳・制作の外注費(昨年度の実績値)

  • B:マニュアル制作に関わる人数(主担当・副担当の合計)

  • C:マニュアルの改訂頻度(年間に何回、何機種分を更新するか)

ステップ1:「翻訳・DTPコスト」のムダを試算

「変更していないページ」にお金を払っていませんか?

特に多言語マニュアルの場合、翻訳費だけでなく「DTP費(レイアウト調整費)」が大きな負担になります。
従来の方法では、たった1行の修正でも「ページ送りのズレ」が生じ、数百ページにわたる調整が必要になることが日常茶飯事だからです。

<試算式>
①【年間のDTP費用】×【更新のないページの確認・調整割合】= 不要な更新費用
②【不要な更新費用】×【削減率(%)】=削減見込み額

試算してみましょう。

  1. 現状の総コストは?
    昨年度の「マニュアル翻訳・DTP関連費用」を確認してください。

  2. その中に「ムダ」はありませんか?
    DTP費用のうち、「テキスト変更のないページの確認・調整」にいくら払っていますか?

  3. CCMSなら、その中から削減できます
    CMSはレイアウトを自動で組み直すため、その作業を大幅に削減します。

<試算例>
年間のDTP費を3,000,000円、そのうち約80%が変更のないページの調整だとした場合

① 3,000,000円 × 80% = 2,400,000円
② 2,400,000円 × 60% = 1,440,000円(削減見込み額)

(※削減率の60%は、SCHEMA ST4を導入した場合の予測です。 初年度は操作習得のため50~60%、2年目以降はさらに高い削減率を達成するケースが多くあります。)

【SCHEMA ST4なら】
ST4の「差分検出」機能が翻訳対象を最小限に抑え、「自動組版」機能がDTP作業そのものを不要にします。

▼あわせて読みたい
もう消耗しない!CMSが現場にもたらす5つのメリット
(翻訳・DTP削減のメカニズムを解説しています)

ステップ2:「工数コスト(人件費)」のムダを試算

「探す・直す・コピペする時間」は、年間いくら?

請求書には載らない「社内人件費」こそ、最大の削減ポイントです。ファイル管理特有の以下の「ムダ」を棚卸しします。

<試算式> 【チーム全体のムダ時間(時間/週)】× 50週 × 【平均時給】= 年間の削減可能コスト

現場の「時間」を棚卸ししてみましょう

  • 「探す」時間:
    「最新版はどれ?」とサーバー内を捜索したり、どれが入稿データか分からず人に聞いたりする時間。

  • 「コピペ」時間:
    「安全上のご注意」の変更などで、関連する数十個のファイルを開き、ひたすらコピペする単純作業。

  • 「DTP調整」時間:
    翻訳でレイアウトが崩れるたび、文字サイズや行間を必死に調整する作業。

<試算例>
平均時給が3,000円の担当者3人が、それぞれ週4時間の時間を費やしていた場合。
12 × 50 × 3,000 = 1,800,000円(年間の削減可能コスト)

これが、CMSの一元管理によって浮かせられる「見えない人件費」です。

【SCHEMA ST4なら】
すべての情報を「一元管理(シングルソース)」するため、最新版を探す時間やコピペ作業はゼロへ近づきます。
→SCHEMA ST4

ステップ3:「機会損失(リスク)」のコスト

「間に合わない・間違える」ことの代償は?

経営において極めて重要です。換算困難と諦めず、以下の視点で一行でも稟議書に添えてみてください。

  • 発売遅れの損失:「マニュアルが間に合わず、新製品の出荷を1週間遅らせた」場合の売上損失
    <試算例>【1日あたりの製品売上目標】×【遅延日数】

  • クレーム対応のコスト:「古いマニュアルを放置したことにより、サポート窓口への問い合わせが急増した」場合の対応コスト
    <試算例>【増えた問い合わせ件数】×【1件あたりの対応単価】

  • ブランド毀損のコスト:誤記や不親切なマニュアルによる「顧客離れ」を取り戻す場合のコスト
    <試算例> 【離脱(または買い控え)した顧客数】×【顧客を1人獲得するのにかかる宣伝費】

【SCHEMA ST4なら】
「ワークフロー管理」と「ワンソース・マルチアウトプット」機能が、人為的なミスを防ぎ、制作プロセスを高速化。ビジネスリスクそのものを低減します。

まずは「現状のムダ」に気づくことから

今回の試算を通じて、業務のあちこちに潜む「隠れたコスト」の正体が見えてきたのではないでしょうか。
これまで「仕方ない」と諦めていた膨大な修正作業や管理工数は、実はCMS(という仕組み)によって削減可能なコストです。

  • 直接的なコスト削減(外注費):修正した「部品」のみに費用を絞ることで、無駄な再レイアウト費用を削減。

  • 工数コストの削減(人件費):コピペやファイル捜索といった作業のムダを削減。

  • ビジネスリスクの回避(信頼維持):マニュアルの不備によるクレームやブランド毀損回復にかかる費用を抑制。

※これらの算出方法はDTP作業を「外注」と「内製」で分担している場合の試算です。すべて外注の場合は、ステップ1のみを参照してください。


「ウチの会社でも、コスト削減の余地はある?」

気になった方は、まずはお気軽にご相談ください。

現状の制作フローや抱えている課題をお聞かせいただければ、どこに「隠れたコスト」が潜んでいる可能性があるか、現場の視点からアドバイスします。

[ 導入のご相談・お問い合わせはこちら ]


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