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TOP翻訳UI(ユーザーインターフェース)のグローバル展開における多言語翻訳の重要性

UI(ユーザーインターフェース)のグローバル展開における多言語翻訳の重要性

UI(ユーザーインターフェース)とは、ユーザーとシステムの間の相互作用を可能にするデザインや機能のことです。ウェブページ、アプリ、ソフトウェアなどで、ユーザーが操作や情報のやり取りを行うための画面や操作部分を指します。良好なUIは、使いやすさや視覚的な魅力を提供し、ユーザーの体験を向上させます。しかし、UIがユーザーにとって本当に使いやすくなるためには、言語や文化に適合した翻訳が欠かせません。
そこで、今回はUI翻訳の重要性について説明したいと思います。

UIと多言語翻訳の関連性

UIは言語を介してユーザーとコミュニケーションする重要な要素です。例えば、特定の国や地域でのアプリの成功は、その言語での適切な翻訳があるかどうかによっても左右されます。言語に合わせたUI翻訳は、ユーザーが製品やサービスを理解し、利用する上での鍵となります。

多言語翻訳の重要性

多言語翻訳は、グローバル市場での競争力を高めるために不可欠です。異なる地域や言語圏でユーザーにアプローチするためには、ユーザーが快適に利用できる言語環境を提供することが求められます。また、ただ単に言語を翻訳するだけでなく、その文化や地域の特性に合わせた適切な表現やデザインが必要です。

UI翻訳の利点

グローバル市場での競争優位性の獲得
ユーザーエクスペリエンスの向上
顧客の地域や文化に合わせたサービス提供

UI翻訳は製品やサービスのグローバル展開において重要な役割を果たします。顧客が自分の言語で情報を得ることで、ユーザーエクスペリエンスが向上し、製品やサービスに対する興味を高めることができます。

UI翻訳のポイント

文字数の制限

特にモバイルデバイスでは、限られたスペースに適切な文字数で表現する必要があります。

文脈がない単語の翻訳

文書のように文脈がないため、単語単独で的確な翻訳をする必要があります。

表記スタイルの統一

ソフトウェア内での表記の揺れをなくし、一貫性を保つことが重要です。

UI翻訳の注意点

UI翻訳は、ユーザーインターフェースが提供する機能を、限られた文字数の中でユーザーに正確かつ効果的に伝える技術です。このプロセスは、単純な言語の翻訳を超え「翻訳対象のUIがどのような状況で表示され使用されるか」という文脈を深く理解する必要があります。
例えば、ボタンのラベルやメニューの項目など、UIの各要素は異なる状況や機能を持ち、それぞれの役割をユーザーに明確に伝える必要があります。
UI翻訳では、原文の意図を保ちつつ、ターゲット言語の文化や言語の特性を考慮することが重要です。例えば、英語で短いフレーズでも、他の言語では文字数が増える場合があり、UIのデザインに影響を及ぼす可能性があります。これに対応するためには、言語の特性とUIデザインの制約のバランスをとりながら、最適な翻訳を実現する必要があります。

事前情報と文字数制限の重要性

UI翻訳を行う場合、翻訳者の助けになるのが、事前に指示された文字数とUIが出現する状況やUIの詳細な情報です。エクセルでマクロを組んで登録できる文字数を管理し、そのエクセルを事前に共有いただいたり、UIが出現する際の状況の詳細や画面などを支給いただく場合もあります。これらの指示や情報は、正確な翻訳を提供する上で非常に役立ちます。特に文字数制限は、UIのデザインに大きな影響を与えるため、事前に知っておくことは非常に重要です。

日本語から英語および多言語への具体的なケーススタディ

以下は、実際どのように翻訳されるか、翻訳者の視点で説明した内容です。

例1:「設定を保存する」を英語にUI翻訳する場合

翻訳の際の考慮点:

文脈を理解する:
このフレーズは設定画面のボタンに表示される可能性が高いです。そのため、英語翻訳はSave settingsとなります。これにより、ユーザーは設定を保存する機能を正確に理解できます。

類似の単語に注意する:
代替案として、Store settingsPreserve settingsなどの単語も考えられますが、文脈に合った最も一般的な表現を選ぶ必要があります。

文字数制限を考慮する:
英語ではSave settingsは比較的短い表現ですが、文字数制限に縛られる場合、Saveなどの短いフレーズも検討することがあります。ただし、情報を失わずに短縮することが重要です。

例2:「ユーザー情報を入力」をフランス語にUI翻訳する場合(日本語英語フランス語に翻訳する場合)

文字数制限を考慮する:
英語ではEnter user informationと通常は翻訳されますが、文字数制限(15文字)に縛られる場合、Ent. user inf.と短縮されます。
しかし、ここからフランス語に翻訳する際に、短縮形だと翻訳者によって認識が異なってしまう可能性があるため、依頼時にはEnt. user inf.だけでなく、Enter user informationも提示するとフランス語翻訳者の理解も深まります。

YAMAGATAUI翻訳

弊社は、長年の経験と熟練した翻訳者チームにより、多言語UI翻訳における専門知識を蓄積してきました。言語や文化の微妙なニュアンスを捉え、ユーザーエクスペリエンスを向上させるための戦略的なアプローチを取り入れています。
弊社の強みは、独自の翻訳プロセスと豊富な言語リソースを活用し、クオリティと効率性を両立させる点です。製品やサービスを世界規模で展開する際に、適切な言語環境を提供し、異なる文化圏におけるユーザーへのリーチを可能にします。弊社は単なる翻訳に留まらず、ユーザーが希望する言語での理解を追求し、顧客ビジネスのグローバル化をサポートいたします。

是非、我々のUI多言語翻訳サービスで、お客様の世界展開の成功を実現しましょう。

YAMAGATA株式会社(日本)

ISO認証:日英/英日での国際規格に基づく翻訳

翻訳・ローカライズ

翻訳区分 C:マニュアル・仕様書等工業資料
翻訳区分 E:インバウンド・マーケティング資料等

Yamagata Europe(ベルギー)

ISO認証:欧州公用語24言語での国際規格に基づく翻訳
公用語24言語(アイルランド語,イタリア語,英語,エストニア語,オランダ語,ギリシャ語,クロアチア語,スウェーデン語,スペイン語,スロバキア語,スロベニア語,チェコ語,デンマーク語,ドイツ語,ハンガリー語,フィンランド語,フランス語,ブルガリア語,ポーランド語,ポルトガル語,マルタ語,ラトビア語,リトアニア語及びルーマニア語)

Yamagata Europe

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