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TOP翻訳ISO 17100: 翻訳に関する国際規格

2023.06.12

ISO 17100: 翻訳に関する国際規格

ISOはさまざまな業界で重要な役割を果たしています。たとえば、製造業ではISO 9001という品質管理システムの規格があります。翻訳業界にもISO規格があるのはご存知でしょうか？翻訳業界は、高品質な翻訳サービスの提供が求められます。そこで、ISO 17100という翻訳サービスに関する要求事項を規定する国際規格が存在します。本記事では、この翻訳のISO規格「ISO 17100」ついて解説します。

ISO 17100とは

ISO 17100は、翻訳サービスに関する国際規格です。この規格は、2015年にISOによって発行されました。欧州を中心とした地域では、2006年からEN15038という翻訳規格が使用されていました。
EN15038は翻訳サービスの品質に関する一部の側面について規定されていましたが、ISO 17100では翻訳実務者の力量・資格、プロジェクト管理方法、文書・記録の管理、セキュリティを含む技術的資源など翻訳サービスの品質に関するすべての側面について規定されています。そのためISO 17100を取得するには、かなり厳しい審査をクリアする必要があります。

翻訳プロセスの主な要件

翻訳の受注: 翻訳の依頼を受け、必要な情報を収集
翻訳の分析: 翻訳に必要な要素を詳しく分析し、適切な翻訳手法を選択
翻訳の実行: 翻訳者による正確かつ適切な翻訳
翻訳の品質管理: 翻訳の品質を管理するための手法やツールを活用し、翻訳の正確性と一貫性を確保
翻訳の納品: 依頼主が必要な形式で利用できるようにする
翻訳のフォローアップ: 納品後のフォローアップを行い、クライアントからのフィードバックを受け取る
翻訳の改善: フォローアップの結果をもとに、翻訳プロセスの改善を実施

翻訳会社にとってのメリット

ISO 17100の取得は翻訳会社にとって一定の難易度がありますが、それによって以下のようなメリットが得られます。

信頼性:
ISO 17100を取得した翻訳会社は、品質管理システムの要件を満たしています。これにより、一貫性のある翻訳サービスを提供することができます。ISOの認定は、顧客に対して信頼性を提供する証となります。

専門的な知識とスキル:
ISO 17100の要件を遵守するためには、翻訳に関する専門的な知識とスキルが必要です。ISOの認定を受けるためには、翻訳者の選定や翻訳プロセスの適切な管理が求められます。そのため、ISO 17100を持つ翻訳会社に依頼することで、専門的な知識とスキルを持った翻訳者が作業に携わることが期待できます。

翻訳業界のベストプラクティスの採用:
ISO 17100は、翻訳業界の最新のベストプラクティスに基づいています。ISOの要件は定期的に見直され、改善されています。そのため、ISO 17100を持つ会社は、翻訳の品質向上と効率化に取り組んでいます。

YAMAGATAの取り組み

弊社では、「ISO17100: 2015（翻訳サービス-翻訳サービスの要求事項）」の認証を取得しております。
認証取得により、下記範囲での国際規格に基づく翻訳サービスをご提供できます。

YAMAGATA株式会社（日本）（2019年3月8日）

日英/英日での国際規格に基づく翻訳サービス

翻訳区分 C：マニュアル・仕様書等工業資料
翻訳区分 E：インバウンド・マーケティング資料等

翻訳・ローカライズ

Yamagata Europe（ベルギー）（2021年3月8日）

EU24言語での国際規格に基づく翻訳サービス
EUの24の公用語（アイルランド語，イタリア語，英語，エストニア語，オランダ語，ギリシャ語，クロアチア語，スウェーデン語，スペイン語，スロバキア語，スロベニア語，チェコ語，デンマーク語，ドイツ語，ハンガリー語，フィンランド語，フランス語，ブルガリア語，ポーランド語，ポルトガル語，マルタ語，ラトビア語，リトアニア語及びルーマニア語）

Yamagata Europe

これまで以上に高品質の翻訳サービスが提供できるよう努力してまいります。

※弊社が提供する翻訳サーヒスのすべてがISO17100に準拠しているわけではありません。ISO17100に準拠したサービスをご希望の場合は、案件ご依頼時にお知らせください。

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